TV録画分鑑賞。
あらすじ
モデルとなった新宿御苑のベンチ。本作の最後で、新宿御苑がモデルであることと、実際は飲酒禁止という注意書きが表示される。靴職人を目指す高校生のタカオ(秋月孝雄)は、雨の日の1限は授業をサボって、庭園で靴のデザインを考えていた。ある日、タカオはそこで昼間からビールを飲んでいる女性、ユキノ(雪野百香里)に出会う。どこかで会ったかとタカオが尋ねると、ユキノは否定し、万葉集の短歌 「雷神(なるかみ)の 少し響みて さし曇り 雨も降らぬか 君を留めむ」 を言い残して去っていった。
こうして、雨の日の午前だけの2人の交流がはじまる。タカオは靴職人になる夢を語り、味覚障害を患うユキノは、タカオの作る弁当の料理に味を感じられるようになる。ある日、ユキノはタカオに「靴作りの本」をプレゼントし、タカオは今作っている靴をユキノのために作ることにする。
感想
雨が降ると学校をさぼり、雨宿りに行く公園の休憩所で1人の女性に出会う。自然と仲良くなっていき、雨が降る事を待ち望む主人公。
雨がテーマ。雨の飛沫、雨に打たれ揺れる木々や草の細かな動きが繊細でとても良い。