Midnight the Gathering

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僕なりの愛ですよ

変な家【連載版】1・2話

原作:雨穴 漫画:綾野暁

“あらすじ

オカルト専門ライターの「私」の元にもたらされた、とある家の間取り図。一見ごく普通の一戸建て住宅だが、知人の設計士・栗原に意見を求めると、彼は「この家には変なところがある」と話し始めた……。この間取り図には、何かが隠されている…。

感想

2話試し読み。家にある”変な空間”や間取りについて考察する話。

 

話の流れから子供への虐待なのではという流れになり、ちょっと胸糞な気分になりました。そこから最初に出て来る”変な空間”という伏線が回収され、話が斜め上の方向に進みだし、最後はその流れで綺麗なオチだったかもしれませんが、内容が少し飛躍しすぎた感もありました。

 

ベッドの数が多いって話の時に4人目の隠された存在が居たのか⁉と考えたのですが、それは来客が多いのだろうというなんか薄っぺらい読みが話として通ってしまい、話が一気にチープになった。子供部屋の入口の位置が遠回りというくだりも結局回収されてないし、廊下の延長にベッドを配置したり、なんかおぞましいと言うより、部屋の内装がいびつな印象でした。

 

そもそも、酒に酔ってる人間を風呂に入れたとしても、そんな簡単に背後取れるとは思えないし、確実性に欠けた。バラバラにした死体を運ばせるのも、子供部屋血塗れになって後で掃除が大変そうだし、家の近くは自然がいっぱいだからと言って、近所に死体を捨てるのもどう考えても安易だろう。殺人代行を新築で作ったトリックハウスで行うには、最低2~30万で請け負うなら金額が見合ってないですよねw

 

たぶん、話とは全く関係ないとは思いますが、台所とダイニングが廊下を隔ててあるのもなんか私的には違和感しかないです。料理して食事をする動線として微妙じゃないかな?これが一般的な間取りなら単純に私の世間知らずというだけの話なんですがw

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