Midnight the Gathering

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僕なりの愛ですよ

デューン 砂の惑星 PART2

■Date : 2024/3/21  □No. : 48 ■Price : ¥1200(Thursday)

□Place : シネマサンシャイン大和郡山

“あらすじ

その惑星を制する者が全宇宙を制すると言われる砂の惑星デューンで繰り広げられたアトレイデス家とハルコンネン家の戦い。ハルコンネン家の陰謀により一族を滅ぼされたアトレイデス家の後継者ポールは、ついに反撃の狼煙を上げる。砂漠の民フレメンのチャニと心を通わせながら、救世主として民を率いていくポールだったが、宿敵ハルコンネン家の次期男爵フェイド=ラウサがデューンの新たな支配者として送り込まれてくる。

感想

とても面白かった。1観た時は、そこまでの感情は湧いてこなかったが、2に展開が詰まっている。なので1観て、2観ないは勿体ない。因みに、砂の惑星の原作の2/3までを1でやって、残り1/3を2として撮ったとの事。だから、全体を通してみると、割とイイ感じに盛り上がる所で、分割したのかもしれない。

 

当初、ポール達をフレメンに加える事に懐疑的だった砂の民だが、ポールの行動力や言動が徐々に認められるようになっていく。ただのお坊ちゃんじゃない、物怖じしない行動力が魅力的に感じるし、そんな雰囲気にスティルガーは彼が本物の救世主であると信じたのだろう。そして、彼の後ろ盾があったからこそポール達の今があるのだ。

 

これも母・ジェシカの思惑通りだったのか、生命の水を飲み覚醒するポール。教母の記憶を辿り、出生の秘密や未来を見る力をより高めたようだった。以前から、ポールの目はスンとした感じに見えていたが、今まで以上に何かを悟ったかのような目をしていたように見えた。

 

激しいクライマックス。攻め込み、領主を相手取っての決闘。そして、次の戦いへ。

 

チャニのポールを見る表情が良かった。当初、仲間に加わる彼を応援する姿。そこから、立ち上がり民を纏めるポールに不安を感じ、徐々に離れていくポールの存在に怪訝な顔になっていく。最後は怒りを噛み締めて、砂の民として強く生きていく姿が見えた。そういう意味では彼女だけでなく、それぞれのキャラが立っていて、スティルガー、フェイド=ラウサなんかも良い味出していたんじゃないかな。

 

私が1番好きなシーン。大勢の民の前で、力を見せつけて、ひれ伏せさせるポール達の一連のやり取りがとても面白い。スティルガーが彼に心酔するのも頷ける圧倒的なやり取りだったw

 

続編が作られると聞いたので、とても楽しみな反面、イイ感じの終わり方だっただけに、次作品が問題作にならなければいいのだけど。

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