Midnight the Gathering

Midnight the Gathering

僕なりの愛ですよ

THE FIRST SLAM DUNK

■Date : 2022/12/22  □No. : 1/2 ■Price : ¥1100 (Thursday)

□Place : シネマサンシャイン大和郡山

❝あらすじ

インターハイにて、山王工業高校との試合に臨む湘北高校バスケットボール部。メンバーそれぞれが積み重ねてきた成果、背負っている過去、さまざまな思いが、コート上で激しくぶつかり合う。

感想

山王戦がこの作品の中身であるが、それと合わせて宮城リョータの過去と今って感じのストーリーが試合の合間合間に挟まれていた。また、宮城の過去に関係のある三井のシーンが少し、川田に太刀打ち出来ず考え込んでしまう赤木のシーンにアニメーションにて加筆されているようなところもありましたね。逆に、川田の弟である美紀男の一幕や、陵南の魚住が出て来なかったりしました。

 

3DCG映像である事に関して言えば、モーションキャプチャーで実際の動きをなぞったかのようにヌルヌル動いているが、顔が漫画なので多少の違和感を感じなくもない。こういうバスケゲームあるよねって感じでしたw

 

試合展開はスピーディーであり、漫画を読んでいる感じで観ていると展開が早く感じてしまいます。しかし、バスケットボールとは点の取り合いの応酬なので、実際はこんな感じだと思います。しかし、所々のシーンはこんなあっさりな感じなのかとも感じてしまいますね。

 

ただ、ここぞ!というシーンではエンディング曲がかかり、盛り上がりに拍車をかけ、クライマックスでは漫画と同じように音のない時間があり、映画館内は音を立てないように仕向けられたような静寂に包まれていましたねw

 

一時期話題にあがった声優問題について、私はそういう事に関して頓着はしない方ですので、抵抗はありませんでした。(そんな事言ったら映画の声優が作品によって変わることを許容出来るわけがない( ̄^ ̄))過去のアニメ版『SLAM DUNK』も見ていた私ですが、それぞれのキャラに違和感なくハマっていたように思います。桜木の木村さんの声は少し特徴的でしたが、そもそもアニメ版の草尾さんもなかなか特徴的な声でしたので、正直コレは慣れの問題だと思いますよ。

 

宮城の話について。 漫画を読んでいる際、あの5人の中で一番キャラが薄いのは宮城でした(個人的印象)。マネージャーであるアヤちゃんとの件があるぐらいで、特質した背景があまり描かれていなかった。その事が反映されたのか、この映画の半分は宮城の話になっていました。

 

宮城の話はとても良かったと思います。ただこれは山王との試合を描いたモノ。これは漫画のクライマックスの話になる為、ここで宮城1人をフューチャーしたこの展開はちょっと違うのかなと感じました。それだったら、5人の過去と今を織り交ぜながら、試合を盛り上げる展開に持っていったらもっと良かったんじゃないかなぁ。というのが正直な感想です。

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