漫画: 羅川真里茂
“あらすじ
『同じステージで「春暁」を弾けるまで、兄貴ばやめる』
「自分を見つめる」ため、青森に帰還した若菜。田沼総一の後押しを受け、雪の実父・神木流絃の下で修業を開始。悩める若菜は、青森で何かを掴めるか――。
一方、若菜の言葉に気持ちが揺れる雪は上京して初めて三味線を鳴らした河原に桜と出かける。「始まりの地」に戻った雪が、出会ったものとは……
感想
若菜の悩みを神木流絃がこともなげに言ってしまう。イップスとも違うけど、考えすぎて上手く出来ないって事はあって、でも実際はとても簡単な事だったりするんだけど、一人じゃ結構気づけなかったりするんだよなぁ～。
話の中で宮沢賢治の覚書の文が出てくるんだけど、「東ニ病気ノコドモアレバ 行ッテ看病シテヤリ 西ニツカレタ母アレバ...」ってとこで、『四畳半神話大系』の小津の活躍について思い出す。小津のアレは宮沢賢治インスパイアというかパロディになってたんだなぁ。
