漫画: 遠藤浩輝
全18巻読破!!!!
あらすじ
クロージャー・ウイルスの大流行によって人類が危機に直面した世界。少年エノアと少女ハナはウイルスによる病魔に冒された末期状態の科学者と共に、3人で暮らしていた。世界はもう、自分たちだけだと思っていた。
ある日、エノア達の住む地へ数機の軍用ヘリが降り立つ。原父（プロパテール）を名乗る彼らはエノア達と暮らす科学者を連れ去ろうとするが、エノアはロボットのケルビムにて応戦し、その圧倒的破壊力で勝利する。
彼らの襲撃により“世界はまだ終わっていない”ことを知ったエノア達は、科学者の死後、2人で生きていくことを選択する。
感想
エノアとハナが島を脱出するシーン。これから起きる冒険に胸を膨らませていたのだが、早々に違和感を感じる。
あれ、エノア？？？バイクに乗り、Calvin Kleinの洋服を着て見せる彼は、エノアではなく、彼の息子であるエリヤだった。エリヤの成長を感じながら、物語は進んでいき、話は又、あのウイルスへ回帰していきます。
ストーリーは海外ドラマのアウトローな印象で、終盤になるにつれ、シリアスな雰囲気になっていく長編モノです。殺し合いが日常茶飯時で、ドラッグも普通に出てくる。エリヤ自身も常習的に使ってたし。
後は、性交するシーンとか割と生々しいです。思春期で多感な年頃のエリヤが、売春宿に住んで働いていましたからね。そのおかげもあってか、明るい性格になったのかなとも思います。
序盤こそ、エノアやエリヤの傍にいたケルビムだったけど、最後は、結局ただの操り人形。もうちょっと、彼をイイ感じに引き立たせて欲しかったなぁ。
