原案: はらわたさいぞう 漫画: みやこかしわ
あらすじ
成績優秀でゲームが趣味の16歳の高校生、白柳 啓（しろやなぎ あきら）は普通の日常に退屈していた。そこへ突然現れた謎の包帯男の襲撃を受け、ゲーム感覚で撃退することに成功したが、その後現れたマジシャン風の女に殺されてしまう。 病院風の謎の施設で啓は目を覚まし、同様の境遇の者ばかりが集められた会場に例のマジシャン風の女、魅音（みおん）が登場。それぞれに与えられた「能力」を使って戦うことを説明される。 一対一での戦いの1stプログラム、5人グループが一対一で戦う2ndプログラム、チーム戦の3rdプログラムを経て、舞台は監視者１名を含む１２人の６グループが戦う4thプログラムへと移っていく。
感想
タイトルをなぞっているのは最初だけ。それ以降は“出会って5秒”の演出は見て取れない。勝手な想像だが、最終話の最後の最後に“出会って5秒”の演出で終わる展開を予想してます。
主人公の能力は、工夫次第で強力な武器になる特殊な能力であり、面白さを内包している。また、プログラム自体も1stこそ個人戦であったものの、以降はチーム戦を意識したモノが続いていて、主人公単騎では、能力の底が見えてしまう部分を巧い具合に隠しています。
ただ、仮に4thの後に5thがあるのであれば、アキラ単体で能力をどう使いこなすのかも見てみたいですね。
序盤こそ“大砲の能力”の強さが評価されていたが、“回転の能力”の様に使い方次第で化ける能力もあるので、“大砲の能力”の応用力の無さを感じ、一概に強いとは言えなくなってきた。能力の特徴もそうだが、それを操る能力者の素質も問われ、一筋縄ではいかない面白さがあります。
