全05巻読破!!
“あらすじ
いさま屋こと居佐間一成は、逗子の海で朱美と出会う。体調を崩していた伊佐間は、朱美の家で休息するが、そこで語られた朱美の過去話に衝撃を受ける。飯島基督教で寝起きをしている降旗弘は、信者の懺悔を聞く仕事をしている。そこに現れた朱美と名乗る女性。首を切断された夫が蘇るという……。これは事件か、それとも幻覚か。伊豆を舞台に京極堂の新たな物語が始まる……。
金色髑髏、蘇る首切り死体。髑髏を軸に巻き起こる数数の事件に、京極堂が動き出す。憑き物を落とし、すべての事件に終わりが齎された時に暴かれる壮大なトリック!
感想
お堂の中は蠟燭の灯しかなくほぼ暗闇。そんな中で京極堂から責められると、咎がなくともたじろいでしまいそうで怖いw そもそもそんな暗闇の上の方に、老人の坊さんが行の最中とはいえ鎮座していたら、それはもっと怖いのだが、誰もそんな事は突っ込まない。
記憶が上書きされる。恐怖心により錯覚する。どこからが幻覚でどこからが現実なのか。坊さんはそもそもお堂に入った時は生きていたのですよね?
やっぱり人が一番怖いです。何を考えているか分からない。考えていなくても、身体が勝手に動く事すらある。犬や熊よりよっぽど恐いです。