Midnight the Gathering

Midnight the Gathering

僕なりの愛ですよ

ザ・メニュー

2022/12/6 TOHO難波にて本日2本鑑賞のラスト。火曜日の為、¥1200也。

❝あらすじ

有名シェフのジュリアン・スローヴィクが極上の料理をふるまい、なかなか予約が取れないことで知られる孤島のレストランにやってきたカップルのマーゴとタイラー。目にも舌にも麗しい料理の数々にタイラーは感動しきりだったが、マーゴはふとしたことから違和感を覚え、それをきっかけに次第にレストランは不穏な空気に包まれていく。レストランのメニューのひとつひとつには想定外のサプライズが添えられていたが、その裏に隠された秘密や、ミステリアスなスローヴィクの正体が徐々に明らかになっていく。

感想

招待状が届いた面子は、意図的に集められた面々であり、シェフの渾身の料理を振舞う最後のお客様でした。ちょっと、『金田一少年の事件簿』みがあるw 後、選ばれた理由が割と雑な人もいたなw

 

そんな彼らをもてなすのは、シェフに統制された料理集団といった印象でしたが、蓋を開けてみれば、中身はもっと不気味というか、なんでそこまで従順なのか良く分からない部分でもあった。彼らの黙々と調理を熟す様子。シェフのお客様へ話す小話と料理説明。一見して一流レストランのソレだったのだが、徐々にその異常さや奇妙さが際立ち、抵抗を見せていた客たちの顔からは、諦めの色が見えてきた( ;∀;)

 

そんな中一人だけ料理を堪能していた変人は、マーゴをこのディナーに誘ったタイラーだ。当初からグルメオタクキャラが際立った印象だったが、その異常なまでの執着。そして、シェフから料理を迫られた時のお粗末さ。彼はその場にいた料理人達より異質な存在だったように思う。

 

一番面白かった所。男性陣の鬼ごっこの最中、女性陣だけでの束の間の食事会。副料理長である女性シェフは、料理の評価に涙を浮かべ喜んでいた。そんな彼女の人間味に触れた一同は、これでもかと褒めちぎり、彼女から救出の手立てを得ようと企てるのだが、彼女がこのディナーで全員の殺害を立案した事を知るや、即座にあきらめムードが漂い、お酒を開ける始末だったw そもそも、異常な状況下が続いていた訳だから、今更そんな都合の良い話は無いでしょうね(;^ω^)

 

最終的には、機転を効かせたマーゴの行動力なのか。それとも、これ以上関係無い彼女の面倒を見る事を良しとしなかったシェフの気まぐれなのか。彼女はその場から1人脱出に成功したのだ!あの状況下を潜り抜けたマーゴは強運だったのかも知れないが、本来タイラーがマーゴの代わりに連れて来るはずだった女性が、この話では1番の強運の持ち主だったのだろう‼︎

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