原作: 滝川廉治 漫画: 陶延リュウ 協力: 沙村宏明
あらすじ
江戸末期、万次は坂本龍馬と共に京を訪れる。待ち構えていたのは「逸番隊」なる裏の部隊を操る新選組だった。池田屋の戦いを経て、攘夷派の勢いは失速。龍馬は倒幕の決意を万次に伝え、「幕末四大人斬り」の一人である河上彦斎と共に京に潜んだ。そのころ逸番隊は、岡田以蔵の偽者を用いて万次らをおびき寄せる計画を立案。のみならず、不死身の怪物へと転生させた芹沢鴨の出撃準備を整えていた。両陣営が天王山の地で激突する！
感想
河上彦斎の行動により、瞬く間に追われる身となった万次。そんな彼らを見つけたのは、万次と因縁のある沖田と斎藤一だった。沖田の手術は成功したようで、歩けるまでに回復しているようだ。
お面が印象的な大久能武吉。彼は、ニセ岡田以蔵を餌に万次と竜馬を釣り出す、と鉄蔵に言い、その正体を知る娘を始末しようとする。その際に出て来る得物に、見覚えが。逸刀流の副将であった阿葉山宗介の得物にどことなく似ている。
そして、その頃、まんまとニセ岡田以蔵につられる竜馬たち。河上彦斎の得物の中に、逸刀流の女剣士・瞳阿がしていたアイヌの刺青模様が彫られた刀が見える。こういうの散りばめてくるのいいですよね。ファン心をくすぐられます(*^▽^*)
