Midnight the Gathering

Midnight the Gathering

僕なりの愛ですよ

THE BATMAN-ザ・バットマンー

2022/3/19 TOHOシネマズ アミュプラザおおいた にて鑑賞。両親2人と共に。

あらすじ

世界の《嘘》を暴け。本性を見抜け。優しくもミステリアスな青年ブルース。両親殺害の復讐を誓い、悪と敵対する存在“バットマン”になって2年が過ぎた。ある日、権力者が標的になった連続殺人事件が発生。その犯人を名乗るのは、史上最狂の知能犯リドラー。彼は犯行の際、必ず“なぞなぞ”を残し、警察や世界一優秀な探偵のブルースを挑発する。最後のメッセージは「次の犠牲者はバットマン」。彼はいったい何のために犯行を繰り返すのか?そして暴かれる、政府の陰謀とブルースにまつわる過去の悪事や父親の罪…。すべてを奪おうとするリドラーを前に、ついに彼の良心が狂気に変貌していく―。

感想

今までとは雰囲気が違う新生バットマンクリスチャン・ベールベン・アフレックバットマンからは、世界観がだいぶ後退したというか、どこか古めかしい、よりリアルな印象の作品である。

 

今回のバットマンの使うアイテムには、コンタクトのような録画装置、モモンガのように空を飛べるスーツなどがある。先進的な技術ではあるものの、よくよく考えてみると、現代の小型カメラであれば、もっと高性能な写真を取れるし、飛行が不安定で着地が安定しない一か八かなスーツを着用しているのはどうなのだろう(。´・ω・)? そういった意味でもどこか前時代的な印象が拭えない。

 

ただ、映画好きの後輩曰く、そういう意図はないらしいという情報だそうです。

 

また今作で一番思う事は、バットマンその人物だ。今までの作品だって超人ではないものの、完全無比と言ってもよい闇の番人である印象が強かった主人公なのだが、今作では、蝙蝠の覆面を被った少し頭の切れる探偵といった印象が強い。

 

ルフレッドの何気ない言葉がヒントである事にも気づかず、無関係のペンギンを追い回すというシーンがあったり、リドラーの次の目論見を見破れず、落胆されてしまうシーンがあったりと、必ずしも最強のヒーローという訳ではなく、必死で悪に立ち向かう青年ブルースなのだと、私の目には映りました。

 

最新鋭のギミックたっぷりバットマンも好きなのだが、今回のバットマンも泥臭くて味わいのある良い作品でした。

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