Midnight the Gathering

Midnight the Gathering

僕なりの愛ですよ

TENET テネット

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2020/09/18 シネマサンシャイン大和郡山にて公開初日鑑賞。

2020/09/26 シネマサンシャイン大和郡山にて2度目の鑑賞。

誕生日割により、¥1200也。

 

あらすじ

「その言葉の使い方次第で、未来が決まる」――主人公に課せられたミッションは、人類がずっと信じ続けてきた現在から未来に進む〈時間のルール〉から脱出すること。時間に隠された衝撃の秘密を解き明かし、第三次世界大戦を止めるのだ。ミッションのキーワードは〈TENET(テネット)〉。突然、国家を揺るがす巨大な任務に巻き込まれた名もなき男(ジョン・デイビット・ワシントン)とその相棒(ロバート・パティンソン)は、任務を遂行する事が出来るのか!?

感想

観賞後、時系列に事象を並べ話の展開について書き連ねてみるも、不可思議な点が多々あり、まだ迷路の道半ばといった印象。これはもう一度鑑賞したいと思わせる作品ですね。

 

しかし、そもそもそういう作品なので、全てを理解する必要性はないし、大筋のストーリーはハッキリしていて分かりやすく、終わり方も割とシンプルに仕上がっており、面白い作品だと感じた。

 

序盤から駆け抜けるように話が進み、理解を追いつかせるのに必死で食らいつき、観ていた。

 

フリーポートで、順行と逆行の相対する存在の争う場面は、この映画の見所と言えるシーンだったと思う。

 

中盤を(キャットを人質にセイターが脅迫してくる場面)折返し、逆行世界に足を踏み入れた主人公。過去のやりとりに介入していく事で、それぞれの裏が取れ、不可思議だった部分の辻褄があうような仕掛けになっているようだった。

 

 

逆行と順行が入り乱れる作品で分かりずらい内容になっているため、これは何?という部分が多く、情報量が多いせいか部分的に健忘している場合もある。その為、メモとして疑問点を列挙し、残しておこう。

 

詳しい解説記事がありました。参考資料として便利。

 

オペラハウス:《主人公が乗っていたバンの運転席にはロシア人。「アメリカ人を起こせ」と言い、突入部隊と同じ偽ワッペンを配布。突入部隊に紛れ、”物”と潜入中のスパイを回収する主人公。元いたバンに駆け込むと、ロシア人からコイツは違うと言われる》

 

・テロリストとロシア人は仲間説⇒テロリストがオペラハウスを襲撃する事がわかっていた。別動隊として、突入部隊に紛れ、”物”を回収する手筈だったのでは。

 

・テロリスト(ロシア人)はセイターの部下説⇒ロシアの富豪であるセイターが、アルゴリズム奪還の為に動かした部下なのでは。

 

・ロシア人と主人公との関係性⇒主人公は自殺用のカプセルがCIA製である事からCIAだということが分かる。⇒しかし、ロシア人との関係性がはっきりとは分からない。同じバンに乗っていたが仲間という雰囲気ではなかった。スパイとして潜入説も考えられるが、謎が多い。

 

・突入部隊が爆弾をセット?⇒突入部隊の人間が爆弾をセットしていて、主人公に「お前もセットしろよ」的なシーンがあった。しかし、主人公のワッペンが変な事に気づき、仲間ではないと勘づかれる。⇒テロリストを捕まえる警官?がなぜ爆弾を仕掛けるのか分からない。それを考えると、突入部隊すらもグルという事が考えられなくもないが。

 

・プリヤ(インドの武器商人)っていつからTENET側?⇒プリヤのコンドミニアムに潜入後説。

 

・移動中のコンテナの中ではマスクをしてない⇒逆行のコンテナの中だから説。

 

・14日にいるセイターは順行セイターか、未来から来た順行セイターなのか?⇒前提として、子供を諦めろと言われ、キャットがカッとなるシーンがあり、その後彼女は息子を連れ船で出ていきます。その後、セイターもヘリで行ってしまう。⇒船で落とした食べ物を片付ける船員の前に、未来から来た順行キャットが現れる。⇒そして、未来から来た順行セイターは死に場所として選んだ船へやって来る。

 

・セイターを先に殺してしまったが、アルゴリズムが起動しなかった理由⇒1.セイターがまだ死んでいなかった説。2.スタルスク12の爆発後が起動条件説。

 

・セイターがキャットを連れて出ていくシーンと、瀕死のキャットを介抱するシーンがあり、キャットが2人いるように見える。⇒ガラス越しの逆行と順行を見ているせいで、2人いるように錯覚してしまったようだ(2回目鑑賞で理解)。

 

セイターの部下(順行)に捕まった主人公(順行)とキャット(順行)。主人公(順行)は赤の部屋へ、キャット(順行)はセイター(逆行)に連れられ、青の部屋へ入ったように見える。が、それは、逆行の映像が見えているだけなので、実際には、そのタイミングでキャット(順行)とセイター(逆行)は入ってきていないのだ。

 

2回目鑑賞でかなり疑問点が解消されました。この作品は、1回観て、考察して、もう1回観るという形が1作品みたいな感じかも。逆にこれを1回で理解できる人はヤバいですね(羨望)。それでも序盤の展開の合点がいかない部分があるので、私なりの答えを導き出したいと思う。

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