Midnight the Gathering

Midnight the Gathering

僕なりの愛ですよ

キングスマン:ファースト・エージェント

f:id:tepped:20220110091215p:plain

2021/1/6 シネマサンシャイン大和郡山にて鑑賞。本日2本鑑賞の2本目。木曜の会員割にて、¥1100也。

あらすじ

第1次世界大戦を背景に、世界最強のスパイ組織「キングスマン」誕生の秘話を描く。表向きは高級紳士服テーラーだが実は世界最強のスパイ組織という「キングスマン」。国家に属さない秘密結社である彼らの最初の任務は、世界大戦を終わらせることだった。1914年、世界大戦を裏でひそかに操る闇の組織に対し、英国貴族のオックスフォード公と息子のコンラッドが立ち向かう。人類破滅へのカウントダウンが迫るなか、彼らは仲間たちとともに闇の組織を打倒し、戦争を止めるために奔走する。

感想

過去作と比べると派手さはそこまでない、というかこの作品は過去作とは切り離して鑑賞した方がいいかもしれません。キングスマンがどうして作られたのか、戦争の悲惨さが伝わる観ごたえある作品でした。

 

奥さんの遺言とも言うべき、「息子を守って」を忠実に遂行する父に対し、利発的で愛国心ある好青年に育った息子は、従軍したいと父を幾度となく説得する様子が伺える。「親の心子知らず」というか、息子もその事は理解しているんだけど、彼は行動してしまうんです。

 

この作品の一番の見所である場面は、息子・コンラッドが戦地に赴き、本当の”戦争”というものを肌で感じるところでしょう。銃撃の届く範囲内に塹壕を拵え対立する様相。そこへ敵に送り込んだスパイが情報を持ってこちらへ走り込んでくる。そこから始まる銃弾の雨。裸一貫で走り込んでくるスパイはまさに捨て身。遮蔽物は何もなく、均されていない、爆撃で地形が変わったのかもしれない大地を必死で走り抜けるのだが、なかなか完走させてくれる訳もない。凄いですよね。

 

そして、死んだであろうスパイの持つ情報を得る為、敵方に気づかれにくい夜間に回収する任務に志願するコンラッド。他の志願者はいないのに対し、「そこの5人前に出ろ… 彼らが志願しました」「よし」という上官と現場指揮官のやり取り。戦争の真っただ中にいるので、誰もつっこまないけど、私は「志願じゃねぇ」とツッコミたくなった。

 

夜の暗闇を回収に向かう一行に、考える事は同じで敵方からも兵が差し向けられており、あえなく交戦する事になる。銃撃戦になると、後方で構えている両軍の兵士たちがこぞって発砲してくることを考え、白兵戦で行こうとお互い示し合わせる。やっぱり、お互い死にたくないもんね。

 

泥臭い闘い。銃撃の嵐。父の言葉を思い出し泣くコンラッド。生き残りの兵と共に脱出を試み、走り抜ける。。。。。。。( ;∀;)

 

ずっと内容書いていると埒があかないので、割愛。兎に角、戦争ってしんどい。って思えるし、繰り返してはいけないとも感じた。だからこそ、キングスマンという組織が出来た理由でもある。

 

その他にも、怪僧ラスプーチンとの戦いや、ラスプーチンたちを裏で操る黒幕の存在。ギャグ要素もあって面白かったと思います。

関連記事