全03巻読破!
あらすじ
西暦2092年夏――沖縄。母の深夜と兄の達也と共に、家族旅行にやってきた少女・司波深雪。魔法の名家に生まれ将来を嘱望される彼女には、ひとつ、苦手なものがあった。それは――兄・司波達也。だが、兄との関係も、兄に向ける彼女の心も、このひと夏をきっかけに全てが変わっていく……。仲睦まじい兄妹・深雪と達也。二人の衝撃の過去が明かされる。
感想
家族間でのあのやり取りは中々異質であったが、後半で経緯が分かった。それでも、息子を召使のように扱う母とその職務を黙々とこなす達也は異様な光景である。深雪が兄に対してどう接してよいか分からなくなるのも頷けますね。
でもそんな兄にも亡くしていない感情があり、それが深雪に対してということが分かったことで、良い関係性を気づけるようになったのは良かった。不謹慎な気もするが、母親が亡くなったが故に達也も現在の様な雰囲気で深雪と話すことが出来るのであろうと思う。