漫画: 林田球
全23巻読破!!!!!
あらすじ
「魔法使いの世界」から来た魔法使いによって、頭を爬虫類に変えられ、記憶を失った男、カイマン。そしてその友人、ニカイドウ。カイマンの口の中には謎の男が存在している。カイマンは自分の頭を元に戻すために、そして記憶を取り戻すためにニカイドウと共に「ホール」にやって来る魔法使いを狩っていく。彼は何者なのか、なぜ記憶がないのか、口の中の男は誰なのか。それはまだ……混沌の中。それが……ドロヘドロ!
感想
超面白かった！すぐにのめり込んでいけました。カイマンの記憶から始まり、色々な謎が浮上し、そして消えていく。まさかの真相。目を離せないストーリー展開した。
世界観もイイ!!魔法使いが魔法の試し打ちにホールの人間を襲いに来る。一見して恐ろしい話なのだが、ホールの人間はそれはそれとして楽しい生活を送っているようなのである。そもそも、魔法使いが襲って来た時の対策みたいなものはない。殺し殺されが当たり前の世界なのか、警察的なものはこのホールには無縁なのだろう。
中盤、魔法使いの世界に乗り込む！カイマンの記憶を本格的に調査するために。ニカイドウ的には複雑だったろうが、友の悩みを一緒に解消してあげたかっただろうし、まだ、バレないだろうと、心に余裕もあったかも。 その後、ニカイドウは煙に捕まり、十字目の話や栗鼠という男の話へ繋がっていくのだが、その時のカイマンはまだ何も知らず、ニカイドウの帰りを待っているだけだった。
終盤、やっぱりカイマンはカイマンのままがいいと思ったのは、俺だけだろうか？話が進むにつれ、序盤のカイマンとニカイドウのやり取りが懐かしく、とても楽し気な印象でした。また、あの頃に戻れたらと、ニカイドウと同じ目線でストーリーに没頭したなぁ。
おまけの話も大事。なんてことないショートストーリーだけど、あれはあれで、ドロヘドロの日常を描いた大事な一コマであり、漫画の続きである。ちゃんと読んだ方が面白い!
