Midnight the Gathering

Midnight the Gathering

僕なりの愛ですよ

レミニセンス

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2021/9/24 シネマサンシャイン大和郡山にて鑑賞。本日1本鑑賞。誕生日プライスにより、¥1200也。

あらすじ

都市が海に沈み、水に支配された世界で、〈記憶潜入エージェント〉として暗躍するニックに、検察から仕事が舞い込む。新興勢力のギャング組織の男が瀕死の姿で発見された。


彼の記憶に潜入し、ギャングの正体と目的を掴めという依頼だ。彼の記憶から映し出された、事件のカギを握る謎の女性メイを追って、多くの人々を記憶潜入(レミニセンス)するニック。

 

だが、膨大な記憶と映像に翻弄されたニックは、予測もしなかった陰謀へと巻き込まれていく──。

感想

予告で観た第一印象は、『インセプション』やん。さらに、『インターステラー』『ダークナイト』などクリストファー・ノーラン作品で脚本を担当してきた、クリストファー・ノーランの弟ジョナサン・ノーランが製作を手がけているらしく、期待していた作品。

 

さほど捻りはなかったけど、面白い映画だった。どうしても『インセプション』を想起させるため、兄同様の難解な謎解きを求めてしまっている自分がいるみたい(;'∀')w

 

過去の記憶を見せる仕事でいえば、『Fallout4』(ゲーム)のメモリー・ラウンジって過去を追体験出来る店があったなぁ。過去の記憶に縋りたい程、現実が暗い影を落としている世界観は共通。幸せになれる瞬間を味わうと、人って依存しちゃうんですよね。

 

クライマックスでは、彼女が汚職警官に子供の居場所を吐けと脅されるも、強い心で反発するとともに、自身を探し記憶を探るであろう、ニックへ言葉を残します。汚職警官をニックの代役としてたて、ニックに語りかけ最後にはキスをする。彼女はとても賢く、そして愛していたんだなぁ。とても名場面でした。

 

後々思う事は、ニックが汚職警官との激闘の中で溺れてしまう場面がある。気を失いかけていたニックに彼女のまぼろしが手を差し伸べる。それを見た彼は水中で息を吹き返すのですが、その時にはもう彼女は死んでいた事になります。それも彼女は最後、海に落ちている。そうなると、彼女の霊が彼の窮地を救ったようにも見えなくもないシーンだった。

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