漫画: 芥見下々
あらすじ
自身の死刑を望む高校生・乙骨憂太(おっこつゆうた)。彼は己に憑く怨霊・里香に苦しんでいた。そんな中、「呪い」を祓う為学ぶ学校「都立呪術高専」の教師・五条悟が、乙骨を高専へ転入させ…!? 『呪術廻戦』へと繋がる前日譚、開幕!
感想
『呪術廻戦』のプロトタイプ版の作品。それをそのまま前日譚として、第0巻としたようだ。『呪術廻戦』の本作の中でも度々話の中に出て来る存在であった彼、乙骨憂太を主人公に据えた物語である。
虎杖が生み出される(作品として)前のお話なので、狗巻先輩の風貌が虎杖に似ているのはしょうがないんだけど、逆にそれをそのまま0巻としたということは、過去の狗巻先輩に何が起こり現在の大人しめな髪型に変貌を遂げたのだろうか。まぁ、虎杖が狗巻先輩からインスパイアされたのかもしれないし、作品上の都合での変更なのかもしれないけど(;^ω^)
プロトタイプでも出て来る夏油さん。百鬼夜行を行ったことや、最後、五条先生に倒されてしまう場面もあり、本編との話の繋がりを感じる一方、本編では割と一人(特級呪霊と一緒にいるが)でいる印象だったので、組織的な一面があった事が意外だった。
結局の所、折本里香を特級過呪怨霊たらしめたのは、乙骨憂太であった。後々判る事だが、菅原道真の子孫であり、五条の超遠縁という事も判明する。本誌では出て来ているようだけど、彼はどのような成長を遂げているのか。続きが気になる所です(/ω\)