Midnight the Gathering

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僕なりの愛ですよ

怪物事変 第12巻 読破

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漫画: 藍本松

あらすじ

鬼の『○熊一家』を新たに従え、怪物の結石を我先にと狙う飯生は、誠に恐ろしき存在にございます。野火丸も何やら裏で動いてる様子…。片や、桜牙ハムの工場で陽たちに勝利した夏羽は、栄結石を入手後、隠神に稽古をつけてもらうことになったのです。織と晶も加わり、4人が向かった先は群馬県の山奥。そこには隠神の旧友がいるそうで…。

感想

桜牙ハム工場後、隠神に稽古をつけてもらう事となる3人。最初は、そんな時間はないと言った隠神だったのだが、何かを思いつき、群馬にいく事となる。

 

やってきたのは、伊予姫と全吉の両親が経営するうどん屋。隠神とは、地元の同級生らしい。隠神と多郎太の掛け合いを見ていると、隠神が地元を離れた理由がわかる気がする、という織に同意せざるを得ない(;^ω^)

 

本題の、多郎太の持つ能力なのだが、時間を与える”時渡し”という能力で、3人に1年ずつ欲しいと欲する隠神に、屋島へ帰る事を条件とする多郎太に、隠神は二つ返事でで了承する。

 

多郎太が変化し成った、修練場”時渡しの瓢箪”で修行する事となった。3人に与えられた最初の試練は、”変化の崖”。一時間以内に登り切らないと頂上に到達できないようになっているというが、これに皆苦戦する。途中、夏羽は、首をへし折り自分で投げ、再生して上に登るというアクロバティックな手法を取り入れるのだが。体力が続かないようで上手くいかない。(あと、首の無い裸の体が上から落ちてくる画はシュールだな。)

 

その後、自身の能力の要領を掴んだ織に、六花権現の力を引き出した晶がクリアするのだが、夏羽は難航しているようだった。それは、夏羽の精神的な要因が影響していた。友達を喰ってしまうかもしれないという鬼の力への恐怖だった。しかし、そんな彼に織と晶は闘いを仕掛け、対抗できるだけの強さを見せつける事で、夏羽の不安を取り除く事に成功したようだ。普段感情が無いように見える夏羽だったが、悪夢に顔を歪ませるし、やる気に満ち溢れた顔もすることが分かる。なんだかんだみんな成長しているんだねぇ~(*^▽^*)

 

うどん屋にやってくる野火丸。飯生屋島を襲撃することを伝えるとともに、任務の阻止に協力して欲しいという。彼はどういう立ち位置にいるのか⁉

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