Midnight the Gathering

Midnight the Gathering

僕なりの愛ですよ

「野望の宮廷」考察

f:id:tepped:20201031061904p:plain

統率者レジェンズにて出てきた、「野望の宮廷」についての考察。

 

このカードはハンデスデッキにおいてフィニッシャーとしての役割を担っているものだと感じる。「捨てない限り、3点ロス。」⇒ 捨てるカードが無い(捨てたくないカードがある)3点ロスなのだ。このことから事前に相手のハンドを枯渇させなければならないという事が見えてくる。相手のハンドが潤沢にあるのなら、相手は不要な1枚を捨てるだけでいいのだから。

 

また、統治者という立ち位置が重要になって来る。自分が統治者の場合は、能力が2倍。”1枚捨てない限り”と”2枚捨てない限り”ではだいぶ違う。相手は毎ターン必ず1枚はドローできるので、そのカードを捨てる事で、ライフを払う事を回避できるのだが、これが2枚捨てるとなると途端に難しくなる。その為、相手は否が応でも統治者の座を得ようと攻撃してくるだろう。その攻勢を如何に凌げるかも重要になって来る。

 

相手に統治者が渡ってしまうと形成が逆転してしまう。統治者奪取の為、私も行動を起こそうとするのだが、統治者を奪う条件が難題である。戦闘ダメージを与える事が難しい。私が使用しているPOXを例に挙げると、冥界のスピリット or ミシュラの工廠 or それ以外の何かであり、その条件を達成するのは至難の業だと言えよう。しかし、例外として、2枚目の”野望の宮廷”があれば別。

 

これの理想的な運用として考えられる状況は、

・相手のハンドが枯渇気味。

・相手の戦場にクリーチャーがいない もしくは、クリーチャーの攻撃を阻害できる策がある(Ithや罠橋など)。

 

最序盤にこれを展開出来たとして、正直私が相手なら不要札を捨てるか、必要札を守る為、ライフロスを厭わないと思う。毎ターンのハンデス手段と、自身の統治者としての地位を維持できる妨害手段があって初めて成立するカードだと感じた。

 

逆にコレが2枚、3枚と重ね貼りする事が出来たのなら、圧倒的なライフロスで成すすべなく相手を屠る事が出来ると思う。

関連記事