Midnight the Gathering

Midnight the Gathering

僕なりの愛ですよ

ジョン・ウィック:パラベラム

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2019/10/10 シネマサンシャイン大和郡山にて鑑賞。本日2作品目の鑑賞。 

あらすじ

裏社会の聖域:コンチネンタルホテルでの不殺の掟を破った伝説の殺し屋、ジョン・ウィック。全てを奪ったマフィアへの壮絶な復讐の先に待っていたのは、聖域からの追放と、敬意をもって迎えてくれた組織による粛清の包囲網だった。後ろ盾を無くし、賞金首となった男に次々と襲いくる、様々な殺しのスキルを誇る刺客たち。満身創痍となったジョンは、生き残りをかけて、かつて“血の契約”を交わした女、ソフィアに協力を求めカサブランカへ飛ぶが…。

感想

話は唐突に始まる。すでに彼は満身創痍だった。傷だらけの状態で何とか、図書館から切り札を回収する。

 

本で顔面を強打。顎が砕け、首をへし折る。無数のナイフを投げ合い、肩、腕、太もも、目ん玉、脳天に刃を突き立てる。痛々しい乱闘に少し目を逸らしたくなる内容。コレは本当に暗殺者同士の戦いなのだろうか。

 

過去の伝手を頼り、首席連合の首領に直談判を申し入れる。それは、失った妻との思い出を忘れない為。相変わらずの一途っぷり。

 

その間には、ジョン・ウィックに助力した事への制裁が働いていた。どれだけの権力があろうと組織の秩序が絶対なのだ。固い意志の現れであり、ホテルが聖域たりえる理由でもあるのだから。

 

かくして、思い出を失わない為に、古き友とも呼べるホテル支配人を殺害する指令を受けるジョン。街でのイザコザから何とかホテルへ辿り着く。

 

支配人もジョンならと、すんなり殺される雰囲気を出すのだが、その言動・態度とはウラハラに、言葉巧みにジョンの考えを改めさせるのだった。そんなこんなで反旗を翻す彼らに、刺客を差し向ける裁定人。

 

強力な暗殺者ゼロとその弟子達との闘い。ゼロのキャラクターは何か異質。憧れのジョン・ウィックと闘える誉と共に、自分もまた最強の暗殺者である事の自負なのだろうか。変な余裕を感じました。

 

しかしながら今作、複数の言語をシーンの変わり目に残す演出(?)がある。ゼロは、”表“で寿司職人の日本人設定なのだろうが、彼の発音が下手くそだった事に興醒めしたのは俺だけか。戦闘も欠伸が出る程長かった。

 

事態を重く見た裁定人との協議の末、ホテルの聖域再設定、及び、支配人の復帰が確約され、まさかの事態に陥るジョン。支配人のあまりの切り替えの早さと、高層階から落ちてしまうジョンの姿に、只々唖然でした。

 

今作、[パラベラム]の意味は“戦いに備えろ”という意味らしく、次作がより激しい戦いとなる事を予期させるようです。

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