Midnight the Gathering

Midnight the Gathering

僕なりの愛ですよ

ナイトメア・アリー

2022/3/26 シネマサンシャイン大和郡山にて鑑賞。本日2本鑑賞。Point使って¥1100也。

あらすじ

野心にあふれ、ショービジネス界で成功した男が、思いがけないところから人生を狂わせていく様を描く。ショービジネスでの成功を夢みる野心にあふれた青年スタンは、人間か獣か正体不明な生き物を出し物にする怪しげなカーニバルの一座とめぐり合う。そこで読心術の技を学んだスタンは、人をひきつける天性の才能とカリスマ性を武器に、トップの興行師となる。しかし、その先には思いがけない闇が待ち受けていた。

感想

「獣人(ギーク)」と呼ばれる見世物を見物する浮浪者のスタン。その後、オーナーの目に留まり、見世物小屋で手品の技(テクニック)を磨く。一緒に働く同僚と恋に落ち、2人で独立。割とあっさり出て行けるんだね。

 

彼女と2人、ショーをやっている時までは良かったものの、リリス・リッター博士との出会いから、スタンは悪夢の小路へ彷徨いこんでしまいます。金持ち相手に、師匠から釘を刺されていた「死者との会話」を使い、あんなに嫌っていた酒にまで手を出すようになってしまう。

 

我の強い金持ちは、いかに傷心的であっても最後にはコントロールが効きません。結果、スタンにボコられちゃいますが、自業自得。しかし、彼を慕っていた用心棒の人は、可哀想でした。めっちゃ車で轢かれてたし(^_^;)

 

逃亡の末、浮浪者となったスタン。昔いたあの見世物小屋に辿り着くのだが、以前のオーナーたちは既におらず、違う経営者の手に渡っていた。なんとか手品の腕を買って貰おうとするのだが、経営者からある提案をされる。その内容は以前オーナーから聞いた”獣人の作り方”そのものだった。

 

自身(スタン)を獣人に仕立て上げようとしている事は明白な訳だけども、お酒が欲しい浮浪者スタンは、この申し出に承諾してしまう。話の冒頭で逃げた獣人も、「俺はこんなはずじゃなかった」と檻の中で独り言を言う姿がまだ頭の中で鮮明にあり、切なくやるせないが、笑うしかない彼の表情がとても印象的だった。

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